コピー機の種類:カラー機
世界で最初に事務機として開発された複写機は、ジェームズ・ワットによって1779年に発明されたと言われております。
この複写機(コピー機)は、インクが裏まで染み込みやすい薄い紙を使って、紙から別の紙に内容を転写する方法で、20世紀まで人気を誇り利用されていたようです。
複写機(コピー機)の種類は大きく分けて2種類あります。
一つがジアゾ式複写機
もう一つがPPC複写機(plain paper copier、普通紙複写機)があります。
現在でコピー機と言われている機種のほとんどがPPC複写機であり、ジアゾ式複写機(青焼機)も設計図面用(特にA2判以上の大判用紙)に根強い需要があります。
現在世界中で使用されているコピー機には、拡大や縮小機能、色の濃淡などを持つものが多く、コピー用紙の大きさも可変である。
また、カラーコピーの利用シェアがモノクロコピー機を逆転し、日本国内でも80%~を占めています。
用紙はたいてい普通紙(コピー用紙)でコピーしますが、OHPシートなど特殊な素材にも印刷できる機種もある。
現在世の中に出回っているカラーコピー機の多くが、複合機と呼ばれており、コピー機能だけでなく、FAX機能、プリンタ機能、スキャナ機能を併せ持ち、個人用・業務用(会社用)に関係なく
その機能が今や必需品となり、消費者ニーズに各メーカー側が応えるといった状況です。
今から25年~前にはこのようなカラーの時代を想像できませんでしたが、コピー機といえばカラーが定番となりつつあります。しかしながら、機械の進化も行き着くところまで行き着き、
後は各メーカー機能的にはどのメーカーもかわりばえなくなる時代が到来しようとしています。
我々消費者側に近い者としては日本国内メーカーであれば機能的には安心できるのでしょうが、コピー機のカラー業界の行く末は少し暗そうですね。