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カウンター料金が無料のからくり

※当コラムは個人的な見解に基づくものです。内容はお客様自身の責任においてご判断くださいますようお願いします。

最近カウンター料金(本来業務用複合機やコピー機のメンテナンス料金・保守料金のこと)が無料です!などとうたっている会社さんが出てきているようです。インターネット上でも見かけることがあります。
販売方法としては、確かにインパクトがありますので一つの商法なのかもしれませんが、ふたを開ければ単純なからくりです。

本来カウンター料金というのは先にお話ししたように業務用複合機やコピー機のメンテナンス料金・保守料金のことをいいます。
なのでカウンター料金が無料=保守料金が無料ということになります。
これはおかしな話で、業務用複合機やコピー機の保守には、サービスマンの派遣費(人件費)以外に部品代金やインクのトナー代金が含まれています。
なのでカウンター料金無料=部品代金無料&インク・トナー代金無料

このような図式になるはずです。

このカウント料金無料のからくりは、本体価格が通常より少し高く、本来無料のはずのインク・トナー代金が有料になるというものです。

有料になるインク・トナーの単価がものすごく安いので一枚単価が安くなりますというのは決して嘘ではありません。
しかし、「A4原稿の標準印刷」「A45%印字」などと必ずうたっているはずです。つまり、インクの載りが少しでも多かったり、A4以上の原稿(B4・A3)を使用すれば単価は高くなるのです。
保守サービスに関しては、メーカー直接メンテナンスではなく自社メンテナンスという方式で販売店の社員がメンテナンスを行っているケースがほとんどでしょう。

実際にA4しか使わない会社さんでインクもそんなに沢山使うような原稿でなければ、この方式はお薦めです。
しかし、そのような会社さんはなかなかいないのも現実です。数字のマジックには皆さんも注意したほうがよいでしょう。

自社メンテナンス会社のメンテナンスに不安がある方は、メーカーメンテナンスでカウント料金が安い会社さんを選んでみるのもよいと思います。

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